自宅の外構工事でコンクリートを敷くけれど、仕上げをどのようにするか悩んでいる人はいませんか?
この記事では、そんな人に知ってほしいコンクリート洗い出し仕上げについて詳しく解説します。
コンクリート洗い出し仕上げとは?

コンクリート洗い出し仕上げとはコンクリートの仕上げ方法の1つで、セメントと砂や玉砂利などを混ぜて作ったコンクリートが完全に固まる前に表面を水で洗い流し、砂や石の表面を露出させる方法です。
コンクリートの仕上げ方法には以下のようなものがあります。
項目 | 概要 | 使用する場所 |
洗い出し仕上げ | ・表面を水で洗い流し、砂や石の表面を露出させる | ・和風住宅のアプローチ ・外構 ・玄関まわり |
金ゴテ仕上げ | ・表面を鏝で押さえた平面的でツルツルした見た目の仕上げ | ・駐車場 ・倉庫 ・ベース面 |
ほうき目仕上げ | ・表面を鏝で押さえた後ほうきで表面を掃いて筋をつけた仕上げ | ・駐車場 ・スロープ ・通路 |
スタンプコンクリート仕上げ | ・型押しでタイルや石材風に模様をつける仕上げ | ・テラス ・ガーデン |
洗い出し風タイル貼り | ・洗い出しの見た目を模したプレートを貼る方法 | ・外構リフォーム ・屋外通路 |
コンクリート洗い出し仕上げにして失敗したと感じないようにするためにも、他の仕上げと特徴を比較検討しておくのが大切です。
コンクリート洗い出し仕上げのやり方

コンクリート洗い出し仕上げのやり方を、材料、道具、手順の3つにわけてご紹介します。
材料
コンクリート洗い出し仕上げをする前に、準備しておきたい材料は以下の通りです。
項目 | 概要 |
コンクリートの材料 | ・セメント ・砂利 ・砂 ・水 |
骨材(化粧用) | ・洗い出し仕上げで露出させる豆砂利や玉砂利など(5~10mm程度の大きさ) |
遅延材(表面用) | ・表面のセメントペーストの硬化を遅らせるスプレータイプなど(使わない方法もある) |
上記は標準的な材料なので、施工のやり方によって他の材料が増える場合もあるでしょう。
道具
コンクリート洗い出し仕上げをするのに使う道具は次の通りです。
- コテ
- 左官ブラシ
- スポンジ
- ホース
- 水バケツ
- 養生資材
- ゴム手袋
コンクリートを打つのには高価な材料や大がかりな機材が必要だとイメージする人もいるかもしれませんが、意外とホームセンターで見かけるものが多いのが特徴的だと言えるでしょう。
手順
コンクリート洗い出し仕上げの標準的な手順は以下の通りです。
手順 | 概要 |
①下地の準備と型枠の設置 | ・必要に応じて下地(砕石+転圧など)を施工し、型枠をセットする ・メッシュ筋を入れると耐久性が上がる(場所による) |
②コンクリートの打設とならし | ・生コンまたは豆砂利入りのコンクリートを打設して、コテなどで表面をならす ・コンクリートを打ってならした直後、表面がまだ柔らかいうちに豆砂利をまく「撒き出し洗い出し」と、コンクリートを練る段階で砂利を混ぜておく「練り込み洗い出し」がある |
③遅延材の散布(使う場合) | ・表面にスプレーで遅延材を散布して、骨材が見える程度までセメントペーストの硬化を遅らせる ・洗い出しができるようになるまでの待ち時間は夏場なら遅延材の散布から2~3時間、冬なら3~5時間程度が目安 |
④表面の洗い出し | ・スポンジや柔らかめの左官ブラシを用いて、水で表面のセメントペーストをやさしく洗い流して骨材を露出させる |
⑤ 仕上げの調整と水洗い | ・仕上がりを整えたら、しっかり水で洗い流す(必要に応じて養生・乾燥期間を取る) ・表面がきれいに乾いたら完成 |
洗い出しの時強くこすりすぎると骨材が動いてしまうので注意が必要です。
コンクリート洗い出し仕上げにするメリット

コンクリート洗い出し仕上げにするメリットは以下の通りです。
- 滑りにくく安全性が高い
- 汚れが目立ちにくい
- デザイン性が高く高級感がある
- 雑草対策に有効
- 砂利や石の種類を変えるとさまざまなテイストの住宅と調和する
住宅全体を美しく見せてくれるとともに、管理のしやすさも兼ね備えているのが大きなメリットだと言えるでしょう。
コンクリート洗い出し仕上げにするデメリット

コンクリート洗い出し仕上げにするデメリットは次の通りです。
- 材料や手間がかかる分コストがやや高くなる
- 均一に洗い出す技術が必要なため施工の難易度が高い
- 乾燥収縮によるひび割れや露出した骨材が取れるリスクがあり定期的なメンテナンスが必要
コンクリート洗い出し仕上げの場合、施工がそもそもできない業者もあるため注意が必要です。
コンクリート洗い出し仕上げにかかる費用
コンクリート洗い出し仕上げにかかる費用の目安は1㎡あたり8,000円~25,000円で、使用する材料や施工面積によって変化します。
費用の内訳は材料費、施工費、人件費などですが、業者によって価格差が大きいのが特徴的と言えるでしょう。
コンクリート洗い出し仕上げを業者に依頼する場合は、必ず複数の業者で相見積を取り相場に合った価格かどうかを確かめるようにしてください。
外構工事にコンクリート洗い出し仕上げを取り入れるならbalance-gにご相談ください

外構工事にコンクリート洗い出し仕上げを取り入れたい場合は、balance-gにご相談ください。
コンクリート洗い出し仕上げは高い施工技術が必要ですが、balance-gでは外構施工のプロである職人が長年培ってきた経験と技術を活かして施工を行うため、安心してお任せいただけます。
またデザイン性が高いからといって価格が高いということはありません。
balance-gでは予算の範囲内で施工可能な「価格以上の施工クオリティ」に仕上げることをお約束します。
興味のある方は、次のページもごらんください。
まとめ
コンクリート洗い出し仕上げとはコンクリートの仕上げ方法の1つで、セメントと砂や玉砂利などを混ぜて作ったコンクリートが完全に固まる前に表面を水で洗い流し、砂や石の表面を露出させる方法です。
この記事も参考にして、ぜひ自宅の外構に合った形でコンクリート洗い出し仕上げを取り入れてみてください。