外構に植栽を取り入れるとおしゃれで目隠しにもなるので前向きに検討をしたいけれど、費用やその後のお手入れを考えるとあと一歩踏み出せず悩んでいる人はいませんか?
この記事では、外構に植栽を取り入れた時の現状から、これから工事を考える人が知っておきたい費用相場やおすすめデザインまで詳しく解説します。
外構工事における植栽の取り入れ方の現状
外構や庭の工事についてのアンケート調査を元に、その結果から見える「外構工事における植栽の取り入れ方の現状」を4つご紹介します。
※調査参照企業:埼玉県の外構工事専門の有限会社クローバーガーデン
外構工事で植栽を取り入れる人の割合
2023年3月に20代~70代までの庭工事をした人100人を対象に、庭でどのような工事をしたのかをたずねた所、次のような結果が出ました。
庭の工事の内容 | 人数と割合 |
ブロック塀・囲い | 51人(51%) |
雑草対策 | 41人(41%) |
庭木・シンボルツリー | 30人(30%) |
物置 | 26人(26%) |
花壇 | 22人(22%) |
ウッドデッキ | 20人(20%) |
人工芝 | 18人(18%) |
天然芝 | 16人(16%) |
タイルテラス | 15人(15%) |
ドッグラン | 3人(3%) |
目隠しになるブロック塀や庭木、雑草対策や物置など、おしゃれなものより実用的な工事の人気が高いことがわかります。
外構工事における植栽は、住宅のきれいな外観を維持するためだけではなく、セキュリティ対策へのニーズにも応えているのが現状だと言えるでしょう。
外構の植栽は誰が植えるのか?
2024年2月に20代~70代の庭木を植えて1年以上経った施工実施者97人に対して、外構の植栽は誰が植えたかをたずねた所、次のような結果でした。
外構の植栽を植えた人 | 人数と割合 |
自分で | 53人(54.6%) |
業者 | 30人(30.9%) |
自分と業者両方 | 14人(14.4%) |
外構の植栽を自分で植えた人が半数以上を占め、業者任せにせず自分の手で庭木を植えたいと感じる人が多いのがわかります。
自分も庭造りに携わると住宅への愛着がさらにわくことにもつながるので、プロである業者が植えるのとはまた違った良さが得られるのではないでしょうか。
外構工事における植栽で人気のシンボルツリーとは?
2023年11月に20代~70代のシンボルツリーを植えた施主47人に対して、何の木を植えたのかをたずねた所、次のような結果が出ました。
シンボルツリーの種類 | 人数 |
オリーブの木 | 8人 |
シマトネリコ | 7人 |
アオダモ | 4人 |
ヤマボウシ・ソヨゴ・モミジ・ハナミズキ | 3人 |
シャラ・エゴノキ | 2人 |
レモンの木・アオキ・ウメ・キンモクセイなど | 1人 |
回答の種類が多く、多様性のある結果となったのが特徴的です。
シンボルツリーは庭の主役とも言える存在なので、家族全員が大切にできるものを選ぶのが望ましいのではないでしょうか。
庭木のお手入れはその後どうしている?
2024年2月に20代~70代までの庭木を植えて1年以上経った施主97人に対し、1年に何回庭木の剪定をしているかをたずねた所、次のような結果でした。
回数 | 人数と割合 |
自分で | 82人(84.5%) |
業者 | 6人(6.1%) |
自分と業者両方 | 9人(9.2%) |
外構工事で植栽を取り入れる時はなるべく手入れのいらない庭木を植えたいと考える人は多いかもしれませんが、実際はお手入れを自分でしている人が大半だったのです。
一方2024年2月に20代~70代までの庭木を植えて1年以上経った人97人に対し、庭木の剪定を年間で何度行ったかをたずねた所、次のような結果が出ました。
回数 | 人数と割合 |
1回 | 59人(60.8%) |
2回 | 24人(24.7%) |
3回 | 6人(6.1%) |
4回 | 4人(4.1%) |
5回以上 | 4人(4.1%) |
年に1回は剪定を行い、庭木を害虫や病気から守り成長を促しているのがわかります。
これらのことから外構工事で実際に庭に植栽を取り入れた人は、意外とまめに庭のお手入れをしていると言えるでしょう。
参考:クローバーガーデン「アンケート調査のまとめ一覧【外構や庭工事に関する質問と答え】」
外構工事の植栽デザイン
外構工事の植栽をデザインするには、どのようなことを意識するのが望ましいのでしょうか。
3つご紹介します。
レイアウトの基本
三角構図とはレイアウトにおいて、モチーフを三角形に配置しバランスを取る方法のことです。
外構工事の植栽デザインにおいては、この三角構図を用いて庭木と庭木が不等辺三角形になるように配置します。
三角構図を外構工事の植栽デザインに用いるメリットは次の通りです。
- 庭の奥深さや立体感を表現できる
- 不等辺三角形の中心部に空間ができるので庭の利便性を確保できる
三角構図を意識したレイアウトにすることで、庭に自然なランダムさが生まれるでしょう。
目隠しを意識する
有限会社クローバーガーデンでは、2024年2月に戸建住宅に住んでいる20代~70代の人、69人へ外構でどのような防犯対策をしているかをたずねた所、次のような結果が出ました。
回答 | 人数 |
人に反応するセンサーライトの設置 | 44人 |
カメラ付きインターホンの設置 | 42人 |
隣人との良好な付き合い | 29人 |
建物周りなどに防犯砂利の敷設 | 23人 |
暗くなると点灯する照明の設置 | 22人 |
防犯カメラの設置 | 20人 |
家族に防犯意識を高めるように教育 | 17人 |
ペット犬の飼育 | 14人 |
死角ができないような外構デザイン | 5人 |
侵入できないような高い塀やフェンスの施工 | 2人 |
セキュリティー会社と契約 | 1人 |
防犯のための設備を導入するという意見が大半を占めていますが、植栽を植える時に目隠しになる位置を意識してレイアウトをすると、自然な形で防犯対策ができて費用対効果も高まります。
balance-gでも目隠し用の設備と植栽を組み合わせたデザインを提案しているので、興味のある方は次の施工事例もごらんください。
おしゃれなデザイン
2023年11月に有限会社クローバーガーデンで20代~70代までの外構工事をした人、100人に希望した外構デザインについてたずねた所、次のような結果が出ました。
回答 | 人数 |
シンプルモダン | 24人 |
オープン | 23人 |
洋風 | 23人 |
カジュアル | 19人 |
和風・和モダン | 12人 |
ナチュラルモダン | 9人 |
クローズ | 6人 |
セミクローズ | 6人 |
南欧風プロバンス | 1人 |
カリフォルニア | 0人 |
その他 | 13人 |
植栽を植える時は、全体の外構デザインを意識して木を選ぶと統一感が出るでしょう。
例えば洋風の外構デザインにしようとしているのに、松やもみじなどの和風のシンボルツリーを植えるとデザインにまとまりがなくなってしまうということです。
外構工事で植栽を取り入れる際は、外構全体の統一感を意識しおしゃれなデザインに仕上げましょう。
参考:クローバーガーデン「アンケート調査のまとめ一覧【外構や庭工事に関する質問と答え】」
外構工事における植栽にかかる費用の相場
外構工事の植栽にかかる費用相場は、施工範囲や規模にもよりますが一般的な個人の住宅の植栽施工であれば「おおむね1万円~30万円」と言われています。
自分にとって納得感のある費用で施工をするためには、事前の相見積もりや値引き交渉が大切です。
2024年2月に有限会社クローバーガーデンで20代~70代までの新築の外構工事で見積をした人、28人に見積を何社に依頼したかをたずねた所、次のような結果でした。
見積を依頼した社数 | 人数と割合 |
1社 | 8人(28%) |
2社 | 9人(32%) |
3社 | 8人(28%) |
4社 | 3人(10%) |
5社以上 | 0人(0%) |
相見積もりをしなかった人の方が28%と少数派であるのがわかります。
一方2024年2月に有限会社クローバーガーデンで、20代~70代までの新築の外構工事で見積をした人28人に見積で値引き交渉をしたかをたずねた所、次のような結果だったのです。
回答 | 人数と割合 |
はい | 53.6% |
いいえ | 46.4% |
見積をした後に値引き交渉を行った人の方が多数派です。
これらのことから外構で植栽を取り入れる場合、相場を知っておくのはもちろん大切なことですが、納得して費用を支払うためにも相見積もりや値引き交渉をしてみるのが重要だとわかります。
参考:クローバーガーデン「アンケート調査のまとめ一覧【外構や庭工事に関する質問と答え】」
balanca-gではアフターフォローも含めた植栽の外構工事をご提案しています
群馬県を中心に外構デザインを手掛ける株式会社balance-gでは、お客様が理想とする外構工事を行うため、どのような植栽を取り入れたいのかを事前に丁寧にヒアリングしています。
これはデザイン性だけではなく防犯面や実用性などを両立させ、お客様が日々の生活で安心感のある庭造りをしていただきたいと考えているからです。
また施工後のアフターフォローにも力を入れており、定期的にご連絡をいただければ剪定作業やメンテナンスも実施します。
外構工事をするだけではなく、植栽を維持する中で長く頼れる業者をお探しの方は次のページもごらんください。
事業内容|群馬県高崎市の外構施工会社株式会社balance-g
まとめ
外構工事で植栽を取り入れる場合、目隠しやデザイン性が高まるなどの実用的な木々を選び、その後のお手入れも自分でする人が多いのが現状です。
業者に依頼する場合は相見積もりや値引き交渉をし、施工後のアフターフォローもしっかりとしてくれる業者を選ぶのが望ましいでしょう。
この記事も参考にして、ぜひ自分や家族の理想とする庭を手に入れてください。