庭をライトアップしている家をよく見かけるので、自分の家でも簡単に取り入れてみたいけれどおしゃれに見える以外にどんなメリットがあるかあらかじめ知っておきたい人はいませんか?
この記事では、庭をライトアップするメリットからおすすめの方法まで詳しくご紹介します。
庭をライトアップするメリットとは?
庭をライトアップするとどのようなメリットがあるのでしょうか。
3つご紹介します。
おしゃれな庭に見える
庭をライトアップするとおしゃれに見えますが、これは次のようなライトアップ方法を用いているためです。
項目 | 概要 | メリット |
フットライティング | 足元を低い位置から暖色系のライトで照らす手法 | ・安全性が向上する ・花や植栽が浮かび上がるように見えて魅力が引き立つ |
ステップライティング | 階段の下部や段差部分に照明を設置して照らす手法 | ・安全性が向上する ・階段の立体感が際立つ |
グレージング | 光を対象物になでるように当てる手法 | ・壁や植物の質感や立体感が強調される ・やわらかく落ち着いた雰囲気にできる |
シャドーライティング | 光を庭木やオブジェに当てて、その影を壁や地面に投影する手法 | ・影が模様やアートのように見えて印象に残る ・光と影のコントラストを楽しめる |
シルエットライティング | 光を直接対象物に当てず壁面を照らすことで輪郭を浮き上がらせる手法 | ・対象物の輪郭や形状が美しく見える ・低い位置から照らすとドラマチックな印象になる |
クロスライティング | 対象物に複数のライトを当てることで光と影のコントラストを強調する手法 | ・交差する光で立体感が強調される ・視覚的なインパクトが強く印象に残りやすい |
デッキライティング | 特定のポイントではなくデッキ全体やその周辺を均一に照らす手法 | ・安全性が向上する ・デッキや庭の景観を美しく演出する |
またこれらのライトアップ方法を用いるとおしゃれに見えるのは、次のような理由があります。
- 光と影がコントラストを作り空間が立体的に見える
- 人の視線を光のある方向に導ける
- 昼間と異なる非日常的な空間を作れる
- 光で遠近感を強調できる
- 光で庭に使ったものの素材感を強調できる
- 光があることで人に安心感を与えられる
上記のような庭のライトアップ方法は建築デザイン、インテリアデザインでも用いられる手法なので、おしゃれに見せたい人は積極的に取り入れてみましょう。
またこれらのライトアップ方法を用いるとおしゃれに見えるのは、次のような理由があります。
- 光と影がコントラストを作り空間が立体的に見える
- 人の視線を光のある方向に導ける
- 昼間と異なる非日常的な空間を作れる
- 光で遠近感を強調できる
- 光で庭に使ったものの素材感を強調できる
- 光があることで人に安心感を与えられる
上記のような庭のライトアップ方法は建築デザイン、インテリアデザインでも用いられる手法なので、おしゃれに見せたい人は積極的に取り入れてみましょう。
防犯効果がある
警察庁が公表している「犯罪統計」において、2024年1月~11月までの住宅を対象とした重要窃盗犯の認知件数は14,601人でした。
しかし検挙件数は7,697人、検挙率は52.7%にとどまり、約半数の犯人はつかまっていないのです。
住宅だけではなく建物全般に言えることですが、人の顔や行動を識別できる明るさがあれば不審者は立ち入りにくくなります。
そのため警察庁では「安全・安心まちづくり推進要綱」の中で、建物の出入口付近では20lx以上の明るさを確保するよう求めています。
庭のライトアップをする場合もできるだけ20lx以上の明るさを確保し、防犯に努めましょう。
参考:警察庁「犯罪統計」
参考:Panasonic「警察庁『安全・安心まちづくり推進要綱』照度基準」
季節感を表現できる
庭をライトアップすると季節感が表現できます。
12月ならクリスマスのイルミネーションなどがよい例です。
庭をクリスマスリースやガーランドで飾り、以下のようなイルミネーションで照らすと華やかな雰囲気を作り出すことができます。
項目 | 概要 |
ストリングライト | ・ケーブル状のライトでフェンス、手すり、樹木、窓、デッキ周り、バルコニーなどさまざまな場所に設置できる ・LEDライトを使っているので電気料金の節約になる |
モチーフライト | ・特定の形やデザインをモチーフにして作られたライト ・庭の雰囲気や季節に合わせたモチーフが選べて設置が簡単 |
カーテンライト | ・窓や壁に吊り下げて照らすライト ・大きい面積を照らすのでインパクトが大きいが設置は簡単 |
ネットライト | ・ネット状に配置されたLEDライトでフェンス、壁、庭全体など広い面積を照らせる ・設置が簡単 |
庭が季節ごとに異なる雰囲気になるため、住んでいる人だけではなく通りがかった人にも楽しんでもらえるでしょう。
庭のライトアップの仕方
庭のライトアップの仕方には、電気工事が不要で小規模なライトアップならDIY、電気工事が必要で大規模なら業者への依頼と2つの方法があり、以下がそれぞれの特徴です。
DIY
庭のライトアップをDIYで行うメリットは次のとおりです。
- 業者に依頼するよりコストがおさえられる
- 自由にデザインできる
- 太陽光発電と組み合わせて使うと環境に優しいライトアップになる
- 修理や変更までに時間がかからない
- DIYのスキルアップにつながる
あまり大がかりなライトアップを考えていない場合は、DIYがおすすめです。
業者に依頼する
イメージ通りに庭をライトアップしたい場合は、業者への依頼をおすすめしています。なぜならDIY初心者の場合、どれだけアイデアがあってもDIYスキルが不足していてイメージ通りのライティングができない可能性があるためです。
また業者に依頼すれば、前の項目で紹介したライトアップ方法の中から自宅の庭に合った手法も提案してもらえます。
balance-gでは庭を住宅の雰囲気を決定づけるエリアと考えているため、ライティングをする場合はまず丁寧なヒアリングから開始します。
不明点はご質問いただき不安のない状態で施工を始めるため、イメージ通りのライトアップに仕上がるわけです。
興味のある方は次のページもごらんください。
庭をライトアップする時の注意点
庭をライトアップする場合の注意点を2つご紹介します。
電気代を試算しておく
庭をライトアップするなら、ランニングコストとなる電気代を試算しておきましょう。照明器具にかかる電気代は、以下の公式に必要な数値をあてはめることで簡単に計算できます。
消費電力(W)/1000×点灯時間(時間)×日数×電力料金単価(円/kWh)
例えば消費電力10Wの機器で点灯時間を1日5時間、使用日数を毎日(30日)、電力料金単価は平均的な1kWhあたり30円として試算すると、10/1000×5×30×30=45円となります。
庭のライトアップをするなら、使用機器ごとに計算を行い合計値から電気代の目安を想定しておきましょう。
近所の迷惑にならないよう配慮して設置する
庭のライトアップで光害と呼ばれる苦情が来てしまうのは、以下のような部分に配慮をしていないためです。
- 光の強さ
- 光の方向
- 間接照明を利用していない
庭をライトアップするなら光の強さは200ルーメン程度におさえ、光の方向は周囲の家の窓や庭に直接当たらないように配慮するのが重要です。
庭のライトアップの参考になる事例
balance-gに今までご依頼いただいた庭のライトアップで、参考になる事例を4つご紹介します。
エクステリアのトータルライティング
カーポート、アプローチなどの広範囲にわたってトータル的なライティング設計をしてライティングをした事例です。
季節ごとの植栽が鮮やかに照らされるように意識したり、住宅が幻想的に浮かび上がるように見える陰影の出し方にこだわって施工しました。
雑木と自然石の味わいが深まる和モダン外構/住友林業 | 群馬県高崎市の株式会社balance-g
カーポートのライティング
建物と調和するカーポートがテーマの施工事例ですが、施工と同時にイロハモミジを植栽し、グレージングの手法を用いてライティングしました。
下からの光でイロハモミジの持つ自然な凹凸が際立ち、無機質になりがちなカーポートの空間に趣を与えています。
カーポートSC(木彫)をイロハモミジが引き立てるおしゃれな外構 | 群馬県高崎市の株式会社balance-g
玄関とアプローチの照明
門柱とシンボルツリーを囲むように設置された、自然石のフローティング階段がおしゃれな施工事例です。
階段をフットライティングの手法を用いて優しく照らし、夜になるとナチュラルな雰囲気がより引き立ちます。
自然石のフローティング階段がおしゃれな高崎市の外構 | 群馬県高崎市の株式会社balance-g
玄関・アプローチ部分のライティング
プライベート空間を保護するために設置されたフェンスが美しい施工事例です。
夜はグレージングの手法を用いてフェンスを下からの光で照らし、縦格子フェンス調の玄関まわりの陰影をより際立たせました。
オフホワイトとブラウンの木調色が似合うお家 | 群馬県高崎市の株式会社balance-g
まとめ
庭をライトアップすると以下のようなメリットがあります。
- 庭がおしゃれな空間になる
- 防犯効果がある
- 季節感を表現できる
DIYでもできますが、業者に依頼した方が自分のDIYスキルに左右されず理想的なライティングができるでしょう。
この記事も参考にして、ぜひ自分の庭に合ったライティングを取り入れてみてください。