和モダンな外構とは？おしゃれなデザインを一覧でご紹介

自宅の外構を和モダンな雰囲気にまとめたいけれど、どのようなデザインにしたらよいかわからず困っている人はいませんか？

この記事では、和モダンな外構を作りたい人の参考になるデザインを一覧でご紹介します。

和モダンな外構とは？

和モダンとは日本の伝統的な要素と現代的なスタイルを組み合わせたデザインで、以下のような特徴があります。

項目	概要
素材	・木、石、竹などの自然素材を多用する
色	・黒、白、グレー、木目、アースカラーなどの落ち着いた色合い
デザイン	・シンプルで洗練されたデザイン
照明	・間接照明などの柔らかい光を用いて空間に陰影をつける
設置アイテム	・格子や石畳、砂利、灯籠など和の要素があるもの
機能	・見た目の美しさと実用性を両立させる

日本の伝統的なデザインを取り入れながら、現代的な使い勝手の良さを兼ね備えているのが和モダンな外構の良さと言えるでしょう。

和モダンな外構に取り入れたいデザインを5つご紹介します。

アプローチに取り入れたい和モダンな外構デザインは市松模様（いちまつもよう）です。

市松模様は二色の正方形を交互に配した格子模様で、日本の伝統的な文様の一つです。

上下左右に無限に連結できることから「未来永劫」や「繁栄」を意味する吉祥文様とされています。

アプローチに取り入れる場合は敷石や飛び石として使うのが定番です。

例えば、白い御影石と黒い那智石や玄昌石を交互に配置する方法がよく使われますが、シンプルで高級感があり、和モダンな雰囲気に仕上がります。

塀を作る場合に取り入れたい和モダンな外構デザインは大和塀です。

一般的に「大和塀」と呼ばれる塀は、奈良県を中心とした大和地方の伝統的な建築様式を取り入れた塀を指すことが多いでしょう。

漆喰壁と木材を組み合わせたり、瓦屋根を載せたりと自然素材を生かしたデザインですが、風雨に強く長持ちする構造なのが魅力的です。

建物や植栽とのバランスを考えながら配置すると、よりおしゃれに見えるでしょう。

千本格子は、京都の町家でよく見られる伝統的な建築様式の一つで、細い木の格子を縦に多数並べたデザインが特徴的です。

フェンスとして取り入れると、伝統的な雰囲気と現代的なスタイルの両方が調和した美しい外構となるでしょう。

また外からの視線をさえぎるだけではなく、自然の光や風を取り入れることもできるのがメリットです。

数寄屋門は、茶室建築の影響を受けた門の様式で、数寄屋造と呼ばれる日本の伝統的な建築様式の一部です。

自然素材を活かした、簡素で洗練されたデザインで茶道の「侘び寂び」の美意識を表現しているのが特徴的だと言えるでしょう。

杉や檜などの自然素材を使った控えめな装飾と繊細な木組みが特徴的なので、モダンな金属などのアクセントを加えるとよりおしゃれに見えます。

照明で和モダンな外構デザインを取り入れるなら、以下のポイントに気を付けるのがおすすめです。

・「低輝度（明るすぎない）」「低位置（低い位置から照らす）」「低色温度（あたたかい色味）」を心がける

・竹、石、木など、自然素材を使った照明器具を使う

・暖色系（2700～3000K）の光で和の雰囲気を演出する

・必要な部分だけを控えめに照らすことで、静かな落ち着きを演出する

照明にこだわることで、夜の雰囲気が引き立ちます。

balance-gが行った和モダンな外構デザインの事例を2つご紹介します。

群馬県前橋市のT様邸では、和モダンな雰囲気と洗練されたデザインが相乗効果を生み出すことを意識して外構デザインを行いました。

デザインのポイントは以下の通りです。

項目	デザインのポイント
・石造りのアプローチ・白い石を用いたカーポート	・明るく清潔感のある外観を演出
・目隠しフェンス	・外構と住宅全体に自然な美しさを加える
・石造りのアプローチ	・日本庭園を思わせるようなあしらいを意識・静寂と安らぎを感じさせる空間を演出

既存の住宅に合わせたデザインをすることで、住宅と外構の調和が取れ美しい和モダンな雰囲気に仕上がっています。